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腹部の検査について
CT検査について 腹部CT検査について
腹部超音波検査とは?
超音波とは周波数が2万ヘルツ(Hz)以上の音波で腹部では、3.5から7.5メガヘルツ(MHz)(350万ヘルツ〜)を使用します。
体内に発振された音波は物質の密度の変化により音質を変化させ、反射して音波を発信したプローブに戻ってきます。この戻ってきた時間差を利用し画像として表示し検査を行うのです。
利点として、X 線のような被爆を考えないで済むこと、また生体内の情報をリアルタイムに表示できることにあります。
健康診断で対象とする腹部の臓器は、胆のう、肝臓、膵臓、脾臓、腎臓の5項目です。
検査の目的
人は日々の生活の中で様々なストレスにさらされています。それは、生活習慣と密接につながり体の各臓器もそのストレスにさらされています。
例えば、夜勤で帰りが遅くなり食べて直ぐに寝てしまうなど。は脂肪肝の原因にもなります。
その臓器が受けているダメージを超音波により検査することが目的です。
検査方法
お腹を広く出していただいて、ゼリーを塗ります。ゼリーを塗ることにより超音波が体の内部まで届くようにします。
後は技師の指示に従って息を吸ったり、お腹を膨らませたりします。時間は5分〜約10分です。
走査の方法により肋骨の間から見ることがあります。多少痛みを感じることがあります。
検査でわかること
胆のう 胆石、胆のうポリープ、胆のうがんなど
肝 臓 脂肪肝、肝硬変、肝血管腫、肝がん、肝のう胞など
膵 臓 膵頭部がん、膵のう胞、膵炎など
脾 臓 脾血管肉腫、脾のう胞など
腎 臓 腎結石、腎炎、腎のう胞、腎がんなど
その他 副腎腫瘍、尿管結石、大動脈瘤、各臓器に起因する血行異常など
CT検査とは?
CT(Computed Tomography:コンピュータ断層装置)とは、コンピュータを使った断層装置で、人体の横断面画像を撮影(スキャン)し目的とする臓器を検査する装置です。
1:CT装置の種類
a)シングルスライスCT
目的臓器の周りをX線発生装置と対向した1個の検出器が回転することにより画像を描出する。
b)ヘリカルCT(またはシングルヘリカルCT)
目的臓器の周りをX線発生装置と対向した1個の検出器が回転すると同時に患者を乗せたベッドが回転周期に合わせて移動することにより、らせん状に撮影し画像を描出する。
c)マルチスライスヘリカルCT(またはマルチデテクターCT(MDCT))
目的臓器の周りをX線発生装置と対向した2個以上の検出器が回転すると同時に患者を乗せたベッドが回転周期に合わせて移動し、らせん状に撮影を行う。
注)ヘリカルとは「らせん」を意味します
注)マルチデテクターとは、検出器が多く配列されていることを意味します
2:CTの特徴
従来のシングルスライスCTは画像を1枚撮影するだけなら、ヘリカルCTやMDCTに引けをとることはなく精細な画像を映し出せました。ただ画像と画像の間にデータがなく検査時間が長いといった欠点を持っていました。
ヘリカルCTは、らせん状に撮影することにより、撮影開始から終了までを1つの連続したデータとして扱え、画像と画像の間にもデータが存在するようになりました。
データが連続しているため、見たい部分の画像を再構成し、また3D画像などを作成したりすることが出来ます。しかし、検出器が1個であるため1度の検査で精細な画像を描出するには、撮影回数を増やし、撮影中の息を止める時間も長くしなければなりません。
また、検査時間が長くなりそれに伴い被ばく線量も増えるといった欠点があります。
撮影回数が増えたりするのは精密検査など限られた検査だけです。
MDCTは、撮影はヘリカルCTと同様ですが検出器を多く持つため、1回の撮影で収集できるデータ量が従来に比べて格段に多くなり、今までなら2回以上の撮影を要した検査でも1回で済むようになりました。これにより息を止めている時間も短くなり、被ばく線量も減ります。
CT検査では精細な画像を描出するには画像と画像の間隔を小さくすればするほど高精細な画像を提供できます。
再構成画像とは、見たい部位のデータを基に拡大したり、より精細に見えるように画像処理を施したり、描出する画像の厚みを薄くすることを言います。ただ再構成の処理には限界があり、撮影するときに決めた撮影間隔の半分の値までしか再構成が出来ません(例えば、撮影間隔10mmだと5mmが限界)。この処理により、病変の正確な位置、大きさや広がり方、良性悪性の鑑別が容易に行えます。
MDCTについて、当結核予防会では4列の検出器を有するCTを導入しています。MDCTには検出器の配列や構成により2〜64列の検出器有するものがあります。検出器の多さは目的とする検査に応じて各施設で導入されています。
3Dイメージ図
下図のように連続したデータからは、精細な3D画像を作ることが出来ます。
3D画像は、病変部分を立体的に把握できるだけでなく、手術や放射線治療などを行うときのシュミレーションにも役立っています。
現在、3D画像の応用で消化管(胃、小腸、大腸など)をバリウムなどの造影剤を使わずに検査できる方法が研究中です。バリウムを使わずに検査が出来るようになると非常に楽に検査を受けることが出来ますね。  
腹部CT検査とは?
撮影は胸部撮影同様、撮影範囲を決めるためにスキャノグラムを撮影し位置決めを行います。
撮影間隔を決定後撮影に入ります。 検診における腹部CT検査は、腹部超音波検査などで異常が疑われる場合に2次的に行っています。
目的とする臓器は、胆のう、肝臓、すい臓、脾臓、腎臓、副腎などです。
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