| 検査項目 |
基準値 |
検査意義と目的 |
| 総蛋白 |
6.5〜8.5g/dL |
総蛋白は、血液中のタンパク質であるアルブミンとグロブリンの総量です。 その多くは肝臓で作られるため、肝臓の働きが悪いと低下します。その他、栄養不良、消化吸収障害、腎臓病などでも低下します。 |
| アルブミン |
3.2〜5.2g/dL |
| 総ビリルビン |
0〜1.2mg/dL |
赤血球中のヘモグロビンからつくられ、肝臓で処理される色素です。胆のうや肝臓の病気、血液疾患で増加し、その結果として、黄疸(皮膚が黄色くなる)が現れてきます。 |
| ZTT(クンケル) |
0〜6.0単位 |
血液中のタンパク質の性質を調べます。肝臓病以外に膠原病などでも上昇します。 |
| TTT(チモール) |
2.0〜12.0単位 |
| AST(GOT) |
7〜40IU/L未満 |
おもに肝細胞の中にある酵素で、肝細胞が障害されたり破壊されたりすると、血液中に溢れ出し上昇します。また、ASTは心臓や筋肉の病気でも上昇します。 |
| ALT(GPT) |
3〜49IU/L未満 |
| γ-GTP |
男 〜80IU/L
女 〜40IU/L |
肝細胞に存在し、慢性肝炎の活動期や肝硬変、胆のうや胆管の病気で胆汁がうっ滞すると、ALPなどと共に増加します。飲酒によっても増加します。 |
| ALP |
110〜350IU/L |
肝臓や骨などに含まれる酵素で、胆汁の流れの悪い場合や骨の異常などで上昇します。 |
| LDH |
120〜250IU/L |
体の中で糖がエネルギーに変わるときに働く酵素で、全身の組織細胞の中に含まれています。損傷した臓器からLDHが溢れ出てくるため、肝臓だけではなく、心臓、肺、腎臓、骨格筋、血液などの病気でも上昇します。 |
| LAP |
男 40〜82IU/L
女 30〜65IU/L |
タンパク質を分解する酵素で、胆道から排出されますが、胆汁のうっ滞がおこると、血液中に増加します。そのため肝臓や胆道の異常の手掛かりとなります。 |
Ch−E
(コリンエステラーゼ) |
男 240〜490IU/L
女 200〜440IU/L |
肝臓のみでつくる酵素です。脂肪肝以外に腎臓病、甲状腺機能亢進症などで上昇します。逆に、慢性肝炎や肝硬変、その他栄養失調や消耗性の病気などで低下します。 |
肝臓が弱っている人の日常生活の注意点
(※治療中の方や重症の方は主治医にご相談ください)
@アルコールは控え、休肝日を設けましょう
A肝臓を修復するため、良質の蛋白質を十分に摂取してください
B肝機能の回復を早めるためビタミン・ミネラルを十分に摂取してください
C脂肪・糖質のとりすぎに注意しましょう
D香辛料・コーヒーは控えめにしましょう
E脂肪肝の場合、積極的な運動も取り入れて肥満を改善しましょう
Fタバコはやめるのが理想的です
G過労やストレスは避け、十分に睡眠をとりましょう |