胸部エックス線撮影の「直接撮影」と「間接撮影」の違いについて
直接撮影
人体とフィルム面がほぼ密着した状態で撮影することにより被写体(撮影される人)の幾何学的ボケを少なくし、肺の状態を鮮明に写しだす事が出来るため、間接撮影に比べて少ないエックス線量で撮影することが出来ます。
被ばく線量は、フィルムに人体を透過したエックス線を写し込むための増感紙の感度とフィルム自体の感度が左右します。当所のシステムは高感度を使用しているために被ばくは少ないです。(被ばく線量0.059
mGy)
フィルムの大きさが
35
cm
×35
cm
で、ほぼ肺と同じ大きさで観察できるため、
病変の検出能力が高くなります。
当会では、一度に50人〜100人の撮影が出来るオートチェンジャーを使用しているため一般の集団検診にも適応しています。
間接撮影
ミラーカメラを使用し、人体を通り抜けたエックス線を蛍光板で受け止め、目に見える光に変えて
ロールフィルム
(10cm×10cm)
に写し込む
撮影法です。
直接撮影に比べて、光がレンズを通るためにエックス線の量が多く必要で被爆する量が少し増える欠点があります。(被ばく線量0.288
mGy)
ロールフィルムの為、一度の現像で多くの被写体を観察できるため、住民検診や学生など対象者が多い検診に向いています。
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